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「色」は住いにとって欠かせない要素
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| カラーコーディネーター |
| 外崎由香さん |
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大きな家具で色を揃え部屋全体に“統一感”を
そもそも住宅にとって「色」が果たす役割とは何なのでしょうか。
この疑問に「住まいにとって色は欠かせないものです」と即座に答えてくれたのは、北海道を拠点に住宅の色彩プランニングを手がけるほか、セミナーの講師やカラー診断など幅広く活動しているカラーコーディネーターの外崎由香さん。
「家の中にはさまざまな物がありますが、それらを構成する要素は「色」・「素材」・「形」の3つ。この3つの要素の中で重要度が高いのは、「色」です。色をそろえたほうが統一感が出てきます。たとえば、素材をメタリックで統一しても色がばらばらな場合より、色を統一して素材がばらばらなほうが全体の統一感が感じられます」(外崎さん)
具体的に色を統一する際には、カーテン・ソファー・大きな家具など部屋の中で面積の大きい部分の色をそろえ、その上でアクセントもしくは「遊び」として好きな色や派手な色などを小物で取り入れるのが良いとのことです。
「色によって、高級感を出す色、落ち着く色、和める色、集中力が高まる色などそれぞれの効果があるので、部屋の用途に応じて色使いを考えてください」と話す外崎さんに、ではすべてに合う万能の色はあるのか尋ねてみました。
「難しい質問ですね」と前置きした上で、「でも何にでも合わせやすく、飽きの来ない色はあります」と外崎さん。「それは、白です」。ところが、白を使いさえすればいいわけでもないとのこと。「デパートの1階の化粧品売り場のような白すぎる空間には人は住めないんです」。人間は壁もインテリアもすべてが白い部屋にいるとまぶしさで瞳孔がすぼまり、目が疲れてしまうそう。さらに、白い部屋では緊張感を感じたり逆に退屈してしまったりするため、白は使いやすい一方で加減が必要な色とのことです。「そのあたりはカラーコーディネーターに相談してください」(外崎さん)。 |
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“好きな色”は小物で取り入れるのがコツ
最近では、自分で似た色を選んで部屋をコーディネートする人も少しずつ増えています。ですが、似た色をそろえたはずなのに何となく統一感がない、と感じることもしばしばではないでしょうか。これは、同じように見える色でも実は暖かみを感じる色とクールな感じの色との2種類があることから生じる不統一感だそうです。これを統一するのは色をたくさん見て訓練した人でないと難しいとのことで、色の世界は奥が深いようです。
さて、ファッションに流行色があるようにインテリアにも流行色があるかどうかについて尋ねてみました。「サイクルの早い流行はないものの、何年間というスパンではあります」と外崎さん。ですが、「派手な色だったら飽きてきますし」と、インテリアに流行色を入れすぎることについては否定的です。慣用色と言われる白・ベージュ・ブラウン・黒・ネイビー・グリーンなどを基調に、「統一8割、変化2割で」とあまり奇をてらわないことを勧めてくれました。加えて、住宅に似合う色には地域性も大きく関わってくるとのこと。
「日本列島は南北に長いため、太陽との距離・大気の湿度・風土によって色の見え方も違ってきます。このため、美しく見える色も地域によって変わるんですよ」(外崎さん)
地域で美しく見える色はその地域で広く用いられているはずですので、参考にしてみてください。
基本にすると良い色はわかりましたが、自分の好きな色を部屋にどの程度取り入れたら良いかも気になります。パーソナルカラー診断も行う外崎さんは、「何かの色を好きと思うのは、波長が自分の心と合致しているか、その色を欲している時。なので、身の回りに置いたほうが良いです」と教えてくれました。ただし、「好きな色は時折変わるので、大きな物で買わないで小物で取り入れて」ともアドバイスしています。 |
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