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「色」が私たちの内面にもたらす効果

カラースクール「コロリエ」代表
田中忍さん

インテリアにもパーソナルカラーを

服を選ぶように気分によって基調となる色を変えるというわけにはいかないのがインテリア。同時に、普段は何気なく接していることが多いため、自分の好みを反映させることが意外に難しいのもインテリアではないでしょうか。

大阪市でパーソナルカラー診断をメインに活動する「コロリエ」代表の田中忍さんは、自分の好み自体明確なイメージで捉えることが出来る人は少ないと言います。「これ好きですか?」と具体的に示されて初めて「好き」か「嫌い」かを答えられるのが一般的だと。配色に関してもどういう基準で選ぶのが良いか、実際にショップに行って迷うことは多いですよね。そんな時には、何か選ぶ際の基準があると便利そうです。

「服で合う色と、インテリアで好む色にも結構共通性があります。絵画の好みなどにも現れて来るのです。このように、パーソナルカラーは服装だけではなく、内面、性格などにも関係があるという説があり、私自身、今までの診断の経験上、かなり有効だと感じています。ですから、プライベートな空間であれば、パーソナルカラーを取り入れてみてはどうでしょうか。
パーソナルカラー診断のベースとなる“カラーキープログラム”では、全ての色を基調となる色によって2つのグループ(ブルーアンダートーン、イエローアンダートーン)に分けています。同じ色相でも、どちらのグループの色かで印象は大きく変わります。そして、どのような雰囲気の部屋にしたいかによってトーンを揃えることで、調和のとれた美しい配色を得ることができます。」(田中さん)

色彩が内面に及ぼす効果も把握しよう

お客様が多いパブリックな空間や長時間いる色には奇抜な色を使わずに“疲れない色”でトーンを揃えるのが無難だと言う田中さん。色彩は私達の内面にも影響を及ぼします。
例えば、部屋の内装の色で、寒々しく見えたり暑苦しく見えたりします。真っ赤に染めた部屋と真っ青に染めた部屋では、体感温度が3〜4℃変わって来ると言います。

「寒色系の色は集中力が高まると言われています。そこで、あるオフィスで寒色系の色でトーンを揃えたら、そこで働く方がみんな風邪を引いてしまったという例もあります。また、照明が精神状態に与える影響も大きく、蛍光灯より白熱灯の方が落ち着きますね。必要によって変えることをオススメします。」(田中さん)

田中さんは、戸建住宅の色彩設計の際、日光のあたりにくい北側の部屋と、そうではない南側や西側の部屋とで少しだけ壁紙の色を変えた提案をするそうです。北側には暖かさを感じられる色、逆に南側には光が差してきた時に暑苦しくなり過ぎない色、という風に。
また、「色には面積効果というのがあるので注意しましょう」とも。壁紙やカーテンなど、見本帳などで何度も確認したはずなのに実物はだいぶ派手で、自分が思い描いていた仕上りのイメージと異なってしまった、なんていう失敗も多いはず。大きな面積になるにつれて、明るい色はより明るく鮮やかに、暗く落ち着いた色はより重く沈んで見えるのが「色の面積効果」。こういった色のルールはぜひ、空間作りに活かしたいところですね。

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