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秋から冬に掛けてのガーデニングと手入れ

株式会社グリーンプラザ

八尾市株式会社グリーンプラザ
代表取締役 當内 匡 様
取締役専務 矢壁 律子 様

「当社設立当初は、個人様宅の庭園の造園が中心でしたが、平成6年に、屋上緑化専門でメンバーも組み直して立ち上げなおしました。
軽量土壌などの資材やシステムの開発など、各方面のプロフェッショナルと共同で取り組んでいます」

屋上緑化をすすめよう

個人邸でも増えている屋上緑化

 最近は個人様でもニーズが増えており、鉄筋コンクリート建築の屋上だけではなく30平米くらいの木造建築の屋根(平坦)の緑化なども請け負っています。傾斜部分の緑化も今後は着手していきたいと思っています。

 個人邸様の良いところは、お施主様とダイレクトに結びつき、気に入っていただくと、とても維持の状態も良いので、こちらも充実感があります。

 屋上緑化の維持では、やはり植物なのでTPOにあわせた管理が大切になります。個人様は自分のお金を使って施工しますから、そういう意味では遣り甲斐のある仕事です。

 大阪市の緑化助成金は個人でも対象になります。また申請すれば助成金がもらえるので、大阪市内の方が多いですね。

 皆様、建物を建てたときや、リフォーム時に、一緒に屋上緑化もやろうとするとコストがいっぺんにかかるのでつぶれることが多いですね。特に防水をやり替える時に、屋上庭園という思いつきはあるようですが、コスト的にきびしいので、機会を改めて、「念願の屋上庭園」という風になるようです。

樹木の大きな作用

 樹木というのは色んな力を持っていますね。
 大きなところで言うと、地球温暖化などで問題になっているCO2を固定する力があります。

 また、断熱作用がありますので、冷暖房費も節約になりますし、なによりエネルギーの消費量を抑制することができます。
 断熱作用があるということは、建物の保護効果にもつながります。建物の防水層というのは、温度差、紫外線、酸性雨、湿度差といった3つの要素で劣化していきます。これらの条件による劣化を、植物は防ぐ力を持っているのです。
 酸性雨は、土壌層を通過する間に中和されます。紫外線は、さえぎってしまうので、直接あたりませんね。
 唯一、ずっと湿気があるということについて、疑問視されることがあるのですが、これも、実際には、乾いたり濡れたりすることで、材質が劣化することにつながるので、ずっと濡れている状態というのはベストではないですが、ベターな状態ではないかとも言われています。適度に乾いた状態が続くのがベストですが、自然界においてはありえないですから。
 植物には、このように建物を長持ちさせる力があります。

 その他にも、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着することができる、騒音をある程度防止する力がある、災害時に、炎の延焼やブロックの倒壊を抑えるなどもありますしね。

 例えば断熱効果について言うと、反射性塗料を使った方が、植物を使うよりも効果があります。しかし、反射しているだけなので、根本的に解決していることにはなりません。自分のいる場所は良いですが、反射して、周りは被害をこうむるのですから。このように一つ一つの効果だけとってみれば、他にもっと良い方法があるのですが、根本的な解決につながるものは少ないですね。何かの副作用があったり、どこかに被害を肩代わりさせるような方法であったりすることが多いのです。
 しかし、植物を植えて育てるのは、地道ですが時間をかけてゆっくり作用していく、自然で根本的な解決に結びつく方法です。

建築と法律の専門知識が大事

 一番こわいのは建築的な知識のないところに頼まれて、大変なことになる場合があるようですね。
 防水の状態を見て、重さの問題などきっちりしていないと。先日も、防水していないところで、土を山盛り入れて水が漏れた、という例もありました。ちょっと下げて、そこに土を入れなければ、水が漏れてしまうんですね。
 屋上緑化をしている人間からすると当たり前のことなのですが。

 それから、マンションなどでは、避難路の確保や消防の妨げになるような設備の設置は規制されているのですが、そういうことも、建築の知識がないと、無秩序に緑化してしまうということになってしまって、後から大変なことになります。

 最近は、緑化が義務化されたり、助成金制度が出来たりして、これからは緑化ビジネスが良いということになってくると、業者の質の低下が起こっています。関係ない業種からの参入もありますしね。
 また、お施主さんの方も義務感でやっている方は、形だけやれば良いという意識をもたれる場合がありますと、出きるだけコストを下げたいと思うわけですよ。
 そうすると、施工を請け負う業者も質の低いところがやることになったり。そういう風になっていくと、屋上緑化そのもののイメージが悪化しますので、由々しき問題だと思います。

 植物の場合は、何か問題があっても、それが表面化してくるのは3年後以降ですから、施工時にしっかりやらなければいけないのです。しかし、法規制もちゃんとされていない部分もありますので、経済効率が優先されて質の悪い土を入れたりされることが多く、問題です。

 お施主さんも、コストの面だけではなく、技術や知識など、見極める目を持っていただければと思いますね。

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