時代の先端をリードするアメリカから発信されて5年。従来の不恰好なエレベーターというイメージを払拭して、 世界各国で話題となっているのが、 家庭用エレベーター【NuVa】なのです。エレベーターらしからぬエレベーターとして、 今後日本国内においても活躍が期待されています。
今回は、この画期的なエレベーター【NuVa】について、 国内総代理店を務めるVTシステムさんを訪ね、 営業マネージャーの斉野さんに、お話を伺って参りました。
今年 3 月から日本でも販売が開始された【 NuVa 】の大きな特徴は、空気の力で上下運動を行うということ。 簡単に言うと、ストローの原理で人間を吸ったり吐いたりするイメージです。『下降時は、空気が自然に抜けるだけなので、電力を必要とするのは上昇(吸い上げる)時が主になります』と斉野さん。 この省エネ効果のおかげで、1ヶ月の電気代はたったの300円程度と、非常にお得なのです。
しかし、お得なのはランニングコストだけではありません。 一般的なエレベーターと比較しても、イニシャルコストに違いが見られます。【 NuVa 】は、既存の床材に直接施工するため、総重量 400kg +積載量 150kg ( 2 人乗用)に耐えられる床材と、高さ 2m70 ( 2 階分)をクリアできる天井高が確保出来れば、本体価格の 350 〜 400 万円のみで施工が完了するだけでなく、その日のうちに使用可能となります。斉野さんによると『例え、構造体に不具合があった場合の改修工事を含んだとしても、一般的なエレベーターと比べて、断然お得です』とのこと。
当然、災害時への備えも忘れていません。強力なボルトによって、 4 本の支柱を床面と密着させることで、最大 1 トン程度の衝撃を受け止めることが可能なので、震災時でも安心。『耐震性に関しては、既に国土交通省の認可済みです』(斉野さん)また、突然の停電で電力供給が遮断されても、空気の作用で下降するので、閉じ込められてしまうといった心配もありません。
『日本では施工実績が少ないので、製品一つ一つに対する制約が厳しいのが現状です』と斉野さん。 実績のある国では既に、 10m級の高さをカバーする製品や車椅子使用者用の製品などが幅広く取り入れられているそうです。
日本では、やっと半年目に突入という初期段階。今後の展開に期待が高まっているようです。
“省エネでも快適な生活”が課題となる今日において、まさに【 NuVa 】は次世代を担う建材の一つと言えそうです。