| | | |
──充分な技術を身に付ける
若い人たちは新しい技術に触れる機会が多く、その都度取り入れていかなければならない状況にあります。 ただ範囲が広いですから、基礎を身につけてから新しいものを、と単純にはいきません。 1年や2年では充分な技術は身に付きません。10年は自分の腕を磨き、努力しないことには、自分も、お客様も満足のいく仕事はできないと思っていいでしょう。 そのくらい、この仕事は奥が深いですから、私はそれを若い技術者たちに伝えられればと思っています。 最近では漏水が簡単にわかるようにできる配管方法がありますから、手間も掛からないようになりました。
そういった方法も、技術の上に成り立つことをよく理解してもらい、確かな技術を身につけていってもらいたいですね。 |
 |
 |

|
──新しい水道屋さんの形を
私たちの業界は、昔からの町の水道屋さんが多く残っていて、親子でやっているというところが今でも多く残ってます。 ですから職人気質の人も多くいて、技術ひとつでやっているといったところがあります。
けれど時代の波に乗っていかなければ、という思いも私たちの中にはあります。IT化、といわれても正直私たちには手が付けられないですから、そういった新しい技術に関しては若い人達にお任せすることになります。
ですから、今の技術のことを私たちが申し上げられることはほとんど無いと思いますが、私たちの持っている技術と同じように言えることは、その技術によって、より少ない労力で、より少ない人数でどうやっていくか、というのをよく考えることでしょう。 若い人たちには、自分たちの得意なものを発揮してもらって、昔ながらの技術だけにとどまらない新しい水道屋さんの形を作っていってもらいたいと思います。 |
 |
──「ほんとうの技術者」とは?
私たちは設備屋ですが、昔は設備だけ単独というのはなかった。 そんな状態からこの業界に携わっていますが、その頃は男だからこそできる力仕事や技術が活かされるこのような仕事に、今以上に誇りを持って取り組んでいたんじゃないでしょうか。
水道といえば台所に一本しかなく、そこですべてをまかなっていた、という時代もあった。そのころに比べると、水道に対するありがたみは薄れていってしまったように思う。 便利になった。けれども、技術や経験が大事にされなくなってきたように思う。 今の時代に沿うべく、考え方も変えていかなければいけないことは私もよくわかってますけれど、やっぱり身につけておくべき技術や経験は皆さんが考えている以上にあると思ってもらいたい。
たとえば細かい作業の仕上げに、機械が使えず手作業を行うとき、どういった技術が必要になってくるか。 既製品は合わなくて、自分で加工しなければならなくなったとき、知っている知識からどう応用を利かせばいいのか。 そういったふうに場所場所でいかに為せるかが、ほんとうの技術者なんです。
それには長年の経験が必要です。日常的に机上の作業しか行わない人にはできない芸当です。 若い人たちには、現場に出て、行動し、考え、作り上げることをもっともっとしていってほしいですね。 | 
|
特集TOPへ|技能検定とは?|業界を担う方々へ 1|業界を担う方々へ 2|編集後記 |