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メーター以降の給水方式は、建物の種類などによって変わりますが、大きくわけると次の3種類になります。
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1.直圧直結給水方式
配水管からの水圧で直接給水するもので、直接給水方式とも言います。
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2.受水槽式給水方式
給水本管により引き込まれた水を受水槽へ一旦貯めてから給水する方式。
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3.増圧直結給水方式
給水本管から引き込まれた水を、受水槽を通さずに増圧装置を利用して、
直接中高階層へと給水する方式。
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配水管からの水圧で直接給水するもので、直接給水方式とも言います。
一般住宅や2階建ての建物には、この方式が多く採用されています。
最近では、配水管の水圧が0.3MPa(メガパスカル)以上の地域では、 5階まで直結給水が可能になってきています。
メリット:
1 浄水場でつくられた水がそのまま届き、また使用される箇所まで密閉された管内を水が通るため、衛生的。
2 ポンプや受水槽などが不要なので、設備費が安い。
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デメリット:
1 近隣の状態により給水圧が変動するので、水の出が悪い場合もある。
2 水道本管が断水すれば、建物の給水もできなくなる。
3 災害時の水源がない。
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地上または地下にある受水槽へ、給水本管により引き込まれた水を一旦貯めてから給水する方式で、ビルやマンション・団地などで多く採用されてきました。災害時などに、ある程度の水量を生活用水として確保できるといったメリットがあります。
しかし、受水槽以下の装置の設備や水質管理については、建物の所有者または管理者が責任を持って行なわなくてはなりません。
清掃や検査を怠ると、鉄サビや水アカ発生などにより汚染され、水道水としての水質が保てないことがあります。
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受水槽式のなかでも、次のように何通りかの方式に分かれています。
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○高架(高置)水槽方式
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受水槽に蓄えられた水を、揚水ポンプで屋上へ揚水し、そこから重力で各階の水栓器具へと給水する方式。
メリット:
1 給水圧が安定している。
2 断水時でも水槽に残っている水量が使える。
デメリット:
1 年一回以上、受水槽および高架(高置)水槽の清掃や、定期検査をしなくてはならず設備費が割高。
2 定期的に掃除していないと、水アカや鉄サビの発生する。
3 通気孔に防虫網がない(破損している)場合、虫が侵入する。
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○圧力水槽方式
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受水槽に一旦水を貯め、圧力水槽をもったポンプにより各階の水栓器具へ加圧給水する方式。
メリット:
1 高架(高置)水槽に比べ設備費が安い
2 断水時でも水槽に残っている水量が使える。
デメリット:
1 年一回以上、受水槽清掃や定期検査が義務づけられている。
2 給水圧の変動が大きくなる。
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○ポンプ直送方式
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一旦、受水槽に貯められた水を数台のポンプにより各階の水栓器具へと給水する方式。
メリット:
1 ポンプの運転台数や回転数を制御することで、安定した給水ができる。
2 断水時でも水槽に残っている水量が使える。
デメリット:
1 年一回以上、受水槽清掃や定期検査が義務づけられている。
2 停電、即断水。
3 複雑な制御が行なわれるため、故障時などの対策が必要で設備費が高い。
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給水本管から引き込まれた水を、受水槽を通さずに増圧装置を利用して、直接中高階層へと給水する方式。
東京都では、従来の適用条件であった口径50mmまでという制限が、平成16年より75mmまで拡大。
受水槽がないということは、蓄えた水が汚染されるリスクがなくなり、年一回の水槽清掃や定期点検も不要になります。
※階高10階程度の建物が対象ですが、病院やホテルなど常時水が必要かつ断水による影響が大きい施設は対象外に。
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メリット:
1 浄水場でつくられた水がそのまま供給される。
2 水槽の清掃や点検にかかる費用が不要。
3 受水槽の設置スペースが有効活用できる。
4 高置水槽を撤去する場合、建物の積載荷重を減らせるので、
築年数が古く耐震性能に多少問題がありそうな物件には有効。
デメリット:
1 断水時には水の確保ができない。
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もしもの際に備えて、水がめとして高置水槽を残すこともひとつの手段です。
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○増圧直結高置水槽方式
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増圧ポンプが受水槽と揚水管の代わりとなって、屋上の水槽へと揚水され、重力により各階の水栓器具へと給水する方式。
メリット:
1 高置水槽のメリットを生かすつつ、増圧直結方式に切り替えられる。
2 受水槽がなくなるので、そのスペースを駐輪場として使用するなど有効活用できる。
3 受水槽分のメンテナンス費がなくなる。
デメリット:
1 耐震性能に自信がある場合はそのままで良いが、
不安な場合は耐震性をグレードアップさせる必要がある。
2 高置水槽のメンテナンス費がかかる。
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安全で衛生的な水の供給のために誕生した「増圧直結給水」は、平成4年の神奈川県横須賀市をはじめ、徐々に全国へ普及しています。最近では、東京など一部の都市で、適用条件であった対象口径が50oから75oへと拡大され、ますます広がりを見せています。ビル・マンションなどの給水設備をリニューアルする際、増圧直結給水方式が今後の主流になっていくことが予想されます。
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Q なぜ、増圧直結給水方式がいいの?
A
受水槽や高架(高置)水槽に水を貯めておくということは、
大きなバケツに水をくみ置きしていることとイメージしてみてください。
浄水場でつくられた水がそのまま届く方が、衛生面で好ましいことだと思いませんか。
Q 既存のマンションでも増圧直結給水方式に切り替えられるの?
A
配管材料の耐圧や水質検査といった確認が必要になりますが、
工事自体は大体1〜2日間と短期間で完了します。
まずは数社の業者へ資料請求し、安心できる業者へ見積依頼することをお薦めします。
Q 震災など非常時を考えると、清掃や点検などのメンテナンス費が大変でも、受水槽や高置水槽があった方がいいのでは?
A 増圧直結給水方式に切り替えた場合でも、ある程度の対策をたてることができます。
・水の汲み置きを習慣に。汲み置きした水は洗濯や清掃などに利用すれば、無駄にはなりません。
・自宅に一番近い給水拠点を確認しておくこと。
・受水槽や高置水槽の何れかを、消火用水槽として残しておくのもいいかもしれません。
Q 受水槽や高置水槽の撤去費を考えると、二の足を踏んでしまいます。
A 安全で衛生的な水道水を手に入れるため、増圧直結方式を推奨しています。
撤去せずに、震災など非常時の際の水かめに消火用水槽として利用してはいかがでしょう。
これまで様々な給水方式を紹介してきましたが、「これが正解!」ということはありません。
所有する建物に適した給水方式を採用することが大切です。
建物だけでなくその内部・・・給水装置も財産であることを認識し、今後どのように維持管理していくかを考えていきましょう。 |
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