2018.2.19
親とは、「スープが冷めない距離」が良い!という言葉を聞いたことはありませんか?
世間では、親と近すぎず、遠すぎずの適度な距離があった方が良い関係を保てるといわれています。
適度な距離とは、30分以内で通える距離と言われています。
親の介護や子育て等で2世帯での「同居」を考えている方、反対に親の近くでいつでも通える距離に家を構える「近居」を考えている方必見!
今回は「同居」派と「近居」派の意見を伺いました。
参考にしてみてください。
両親のうちのどちらかが介護が必要という場合は、親との同居はお互いにとって安心材料のひとつだといいます。
たとえば、父親の介護を母親と一緒に行うとき、同居をしているといつでも介護のサポートができる、一緒に食事をすることで両親の健康管理ができるなど離れていると見落としそうな日常生活での発見ができるからです。
また、子育て中で共働きの場合、同居することで、子供の面倒を見てもらえることや、家事の負担が減る場合も多いようです。
反対にデメリットもあります。
親との同居で「出勤前にトイレへ行こうと思ったら親が先に入っていて少しイライラしてしまった。」などという意見や、生活サイクルが違うことで気を遣う等もあるようです。
また、子育ての件で口出しされ大変!という意見もありました。
毎日、同じ場所にいるとよいことばかりではありませんが、何を優先にするかが大切かもしれません。
お互いが気持ちよく住めるよう、リフォーム等も考慮すると良いでしょう。
近居のメリットは何よりも困った時にすぐに助けてもらえるという点でしょう。
特に子育て中の女性には、親からのサポートを受けられるのはうれしいですよね。
夫のサポートがあったとしてもそれだけでは足りない場合があります。
たとえば、残業でこどものお迎えに行けないとき、習い事や塾の送迎ができないなどのときに代わりや、帰るまで子供の面倒を見てもらえるのがうれしいですよね。
子供が病気になってしまって、どうしても仕事が休めないときにもお願いできる等困った時にサポートしてくれるという意見も多かったです。
介護が必要になった場合も、四六時中一緒だとストレスがたまるが少し離れていると、気持ちに余裕ができることや何かあった場合はすぐにかけつけられるので安心という意見もありました。
程よい距離感があるため、お互いのプライベートも確保され、同居よりストレスが少ないと思うと感じている方も多いようです。
しかし、親との近居で「久しぶりの休日でゆっくり休もうと思っていたら朝早くから親が突然、訪問して来た。」「反対に手伝って!と頼まれることが多くなった」となどということもあるようです。
「同居」も「近居」もライフスタイルに合わせて使い分けできたら良いかもしれません。
たとえば、子育て中は「スープが冷めない距離」でお互いの程よい距離を保ちつつ親の介護とともに「同居」をして親孝行をする。
家族のライフスタイルに合わせて住み方を考えるのが理想のようです。
いかがでしたか?
今回は、「同居」と「近居」について先輩方の意見をご紹介しました。
「同居」も「近居」も共通していえるのがお互いへの配慮です。
お互いの意見やライフスタイルを尊重して良い関係を築きましょう。