2016.5.18

【リフォームとリノベーション】その違いを知っていますか?

【リフォームとリノベーション】その違いを知っていますか?

似て非なる?「リフォーム」と「リノベーション」。

 

住まいをリフォームすると暮らしが便利で快適になりますが、最近は似たようなシチュエーションで「リノベーション」という言葉もよく耳にします。

 

不動産業者の物件広告にもリノベーション物件は目立って増えており、何らかの新しい価値提案が盛んに行なわれている機運が感じられるものです。

 

するといっそう気になる「リフォーム」と「リノベーション」の厳密な違いとは、どこにあるのでしょうか?

「原状回復」もリフォームの一環

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リフォームとは、経年劣化や老朽化によって不便や不都合が生じた建物や設備を、新築と同等の状態に戻す施工を指しています。

 

賃貸物件からの退去時に原則として行なわれる「原状回復」は、入居前の状態に戻すためのリフォームの一種で、故障や劣化、汚損などで「マイナスになった機能をゼロの状態にリセットする」といった意味合いを兼ねるものです。

 

壁紙の張り替えや水回り設備の交換、畳の入れ替え、壁の塗り直しなどがこれにあたります。

 

また広義でのリフォームは、間取りの変更や設備の追加などのやや大がかりな施工も含みます。

新しい価値提案で資産価値を高めるリノベーション

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リノベーション(renovation)とは、本来「革新、刷新、修復」を意味するように、既存の物件に対してかなり大規模な改築工事を行い、用途や設備にプラスαの要素を付加することで、新築時よりも資産価値を高めることを指します。

 

古い物件の間取りや設備を全面的に刷新し、時代にマッチする機能や性能、使い勝手の良さなどを追求した物件に生まれ変わらせるリノベーションは、住宅から商業施設まで様々なシーンで行われているのです。

レトロな物件もリノベーションで高評価に

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リフォームが「マイナスからゼロへの発想であるのに対し、リノベーションは「ゼロから付加価値をプラスする発想であり、全く新しい資産として活用することを目的としています。

 

最近では、古い倉庫や民家をリノベーションによってよみがえらせ、新しいスタイルのカフェやバー、レストランなどの飲食店や物販の店舗をオープンする例が目立つようです。

 

また、レトロな雰囲気を意図的に残し、最新の設備を導入して住みやすさや使い勝手を向上させた住宅も、こだわりのある層に人気です。

新たな価値提案を世界に発信

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間取りの大胆な変更ができるリノベーションは、これまでにない発想を助けるので、大きな可能性と相乗効果が期待できるようです。

 

たとえば、海外からの観光客のさらなる激増が見込まれる昨今では、外国人を迎えるための宿泊施設の不足が課題になっています。

 

そこで、空き家だった古民家などをリノベーションして生まれた民宿やホテルは、古き良き日本のテイストと居心地のよさが両立し、クール・ジャパンを満喫したい外国人にとても好評だそうです。

 

ちなみに、オフィスを住宅に変更するなど用途の変更を伴うリノベーション工事は、「変換・転換」を意味するコンバージョンと呼ばれることもあります。

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