2017.1.24
和風の旅館や日本家屋の客室などに入ると、部屋の一角に掛け軸や花などが飾られている場所が見られます。
誰もが一度は見たことがあると思います。
この場所のことを「床の間」と言います。
自分の家にも和室と床の間があるけれど、掛け軸や花にも興味はないので床の間はなんとなく使っていない、という人もおられるのではないかと思います。
そんなときはせっかくのスペースである床の間を有効に活用しましょう。
今回は現代風床の間活用術をいくつか紹介していきます。
せっかく空いているスペースですから、こまごまとしたものを収納する場所として使いましょう。
置き場所に困っていた雑多な物を押し込んでカーテン等で隠してしまうのもいいです。
棚をとりつけて趣味で集めているものを並べて展示するスペースにだってできます。
また、突っ張り棒を使用してクローゼット代わりにするのもうまい使い方ですね。
他にも、カラーボックスやラックを入れて収納場所を増やすというのもいいでしょう。
床の間は大体が小さいスペースですから、あまり大きい物は置けません。
そこで、間接照明を一つそこに置いてみるのもオシャレでおススメです。
和室との雰囲気も意外に合いますし、スペースの形も間接照明にピッタリの置き場所です。
照明のほかにも観葉植物を合わせて置いてみてもいいかもしれませんね。
テレビや音響機器など、場所をとってしまうものも床の間に収めてしまえば非常に助かります。
特に音響機器などはある程度の床面積を占領してしまいますから、そこで壁面の余ったスペースに置けば無駄なく活用できます。
和室で音響機器、というのもちょっと変な感じはしますが、置き場所に困っていたり音響機器やテレビのせいでせまいなと感じていたら一度試してみるのもいいのではないかと思います。
床の間、と聞くとなんとなく神聖な場所のようで、掛け軸や花を飾ったりするのではない使い方をするのがはばかられる、と感じる人もいると思います。
床の間の意味については諸説ありますが、床の間の前は上座にあたり、偉い人が座る場所、という意味以上のものはないそうです。
ですから、別に罰当たりということにはならないので安心して活用していきましょう!